同人誌“銀河”へようこそ!

この同人誌 “銀河”は、西あまり、岡本晶の二人が立ち上げたサイトです。
どちらもシルバー世代ですが、まだまだ輝きを失いたくない、そして同世代の方々も皆さんそうあって欲しいという思いから、このようなタイトルをつけました。往年の文学少女の時代から今に至るまで、様々な紆余曲折はありましたが、根底の部分では、どこかで『書くこと』への想いを抱き続けていた二人です。作風も文体も違いますが、それだけにお互いに良い刺激を与え、また受けることが出来る仲間だと確信しております。

なお二人の作品は、それぞれ下の、
「西 あまりの部屋」
「岡本 晶の部屋」
から入っていただいて、お読み下さいませ。

2014年1月10日金曜日

お知らせ (10)

西あまりの第2作「真幸くあらば また還り見む」の連載が始まりました。
これは、万葉集にある有名な有間皇子の和歌の後半部分であり、この題名でも分かるように、有間皇子を主人公にした作品です。読書好きで物静かな父親から生まれた赤ん坊は、今後どのような運命をたどるのか、続きが待ち遠しく思われます。

岡本晶の第2作「湖昏れるとき」は、中盤にさしかかり、いよいよ古代最大の内乱、“壬申の乱”の気配が濃厚に漂い始めます。父親と夫とが覇権を争う悲劇の中、十市はどのように身を処していくのか・・・。奇しくも2人の作品の背景がほぼ同時代になっています。混沌としたこの時代、人々が何を思い、どのように生きようとしたか、現代人にはうかがい知れませんが、西も岡本も、能うる限りの想像力を働かせて挑んでおります。