同人誌“銀河”へようこそ!

この同人誌 “銀河”は、西あまり、岡本晶の二人が立ち上げたサイトです。
どちらもシルバー世代ですが、まだまだ輝きを失いたくない、そして同世代の方々も皆さんそうあって欲しいという思いから、このようなタイトルをつけました。往年の文学少女の時代から今に至るまで、様々な紆余曲折はありましたが、根底の部分では、どこかで『書くこと』への想いを抱き続けていた二人です。作風も文体も違いますが、それだけにお互いに良い刺激を与え、また受けることが出来る仲間だと確信しております。

なお二人の作品は、それぞれ下の、
「西 あまりの部屋」
「岡本 晶の部屋」
から入っていただいて、お読み下さいませ。

2013年12月29日日曜日

お知らせ (9)

西あまりの「サヘートマヘート・舎衛の女」は完結しました。啓子は新しい一歩を踏み出すのでしょうか。遠い飛鳥の世に天竺からやって来た女は、最後はこの極東の地で果てたのか、それとも念願だった玄奘三蔵に会うことが出来たのか。何かしら、まだまだ読者としては想像をかき立てられる最終章です。

岡本晶の「湖昏れるとき」は、まだ道半ばにも達しておりません。主人公の十市皇女は大友皇子の子を身ごもり、母として、女としての喜びを抱きます。ただ、それとはうらはらに彼女の周囲に立ちこめる暗雲は、だんだんとその濃さを増しつつ広がって行くのです。